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食のコラム

食のコラム

みなさまに知っていただきたい“食”に関する情報です。

無肥料・自然栽培について

化学肥料や農薬を使用する「慣行栽培」に対して、無農薬で有機肥料を使用した「有機栽培」があります。更に、有機肥料すら使用しない無肥料・無農薬の「自然栽培」があります。自然栽培とはどのようなものでしょうか。

自然栽培とは?

野山に自然に生えている植物たちは、農薬や肥料などなくても病気になることは少なく、虫が過剰に発生することもなく、毎年花を咲かせ、実をつけます。
「自然栽培」とは、自然の営みに寄り添い、肥料や農薬に頼らず、主に自生に近い環境で農作物を栽培する方法です。「無施肥栽培」や「自然農法」と呼ばれることもあります。
「自然=人為の加わらないあるがまま、天然」と「栽培=人の手による植物の栽培管理」とは一見矛盾しているようですが、自然に学び、自然をお手本として、植物自身が育つ為に適した環境下で、野生の力強さや植物本来の持ち味を最大限に引き出すよう、人間が必要に応じて環境を整える農法です。
肥料・堆肥を投入しませんので作物は養分を求めてグングン根を張ります。根が張ることで、野菜の生命力は非常に強くなります。また、過剰肥料の臭いに寄ってくる虫も少ないので、農薬などの必要性がなくなると言います。根の長い無肥料野菜は、台風等の被害にも強く、野生植物のたくましさを備えています。
アムリターラ フーズで扱っている「自然栽培」と呼ぶ作物には以下の種類があります。
(もちろん全て栽培期間中「農薬・化学肥料不使用」が前提です。)
1. 完全無肥料作物
2. 緑肥のみ(農地の野草や落ち葉などの自然利用)
3. 野生・自生の作物
4. 「腐植前駆物質」等の安全な土壌改良基材で土壌を整えた後に無肥料栽培した作物

過剰な肥料が虫を呼ぶ

作物に肥料を使えば使うほど、虫が寄って来やすいと言われます。肥料をたくさん投入することで病虫害が増えるのは、意外だと思われるかも知れません。大量に投入した肥料(窒素・リン酸・カリウム)を野菜が吸い、野菜の中で「硝酸態窒素」と言う物質が発生し、その硝酸態窒素を多く含む野菜に虫が寄って来やすいのです。
この硝酸態窒素が人間の体内に入ると、ニトロソアミンという発ガン物質の原料になります。過剰な硝酸態窒素は、地下水に溶けて海や川を汚染することも問題になっています。
窒素とは、植物にとっての「成長促進剤」にあたります。「より多くの作物を、より早く作りたい」という人間の都合によって用いられたたくさんの肥料や農薬によって、崩れた土壌のバランスを取り戻そうとする自然界の営みの中で、硝酸態窒素めがけてやってきたのが虫や病源菌だという見方も出来ます。それに対して、更に農薬を浴びせるという悪循環が、現代の農業の問題点と言えるのかも知れません。

枯れる野菜・腐る野菜

自然栽培をされている農家さんは口をそろえて、「無肥料野菜は腐ると言うより、枯れていくようだ」とおっしゃいます。それは、あたかも野山の植物が腐敗せずに枯れていく様相といえます。野菜自体が健康で、腐敗型ではないという事です。
植物が腐敗する理由の中に、過剰な硝酸態窒素と、植物自体の活性酸素の除去能力の低さがあります。これは、過剰肥料によって本来順当であるはずの土の養分バランスが崩れ、植物自体の基礎体力とも言える要素が薄弱になっているからではないでしょうか。
自然界の野生植物はどれも腐ることなく枯れて一生を終え、腐敗ではなく腐植し循環していく。自然の循環で成り立っている土から自然に育った植物は、また同じように循環し土に還っていくということだと思います。

動物性肥料の問題

一般の有機肥料栽培で使われる動物性の肥料・堆肥は牛糞や豚糞、鶏糞由来のものが多く、こうした堆肥に使われる家畜たちの餌は、ポストハーベスト農薬汚染、遺伝子組み換え作物などの問題を抱えています。また、家畜自身の病気を防ぐ目的での抗生物質投与や、人間の都合によりホルモン剤、成長促進剤を与えられている場合があります。こうした懸念のある堆肥が熟成期間の短いまま、畑に持ち込まれることには心配が残ります。
また人間と同じで、植物にとっても、常に大量の栄養素が周囲に存在することで容易に過剰な栄養を吸収しすぎるのは問題です。余剰になるほど硝酸態窒素を増やしてしまい、虫の発生や病気の原因となることがあるのです。
本来、必要な栄養分だけを自らの根を張り巡らせることで地中より吸収するのが植物の姿ではないでしょうか。

自然栽培に向く種

その土地に昔から自生する野草、果実の様にその土地に見合った品種というのが存在します。自然栽培の様に、その土地の要素をありのまま活かし、順応した作物を育てるためには、「自家採種」といって農家さんによりその土地で種取りをされた種を用いることで、よりその土地や風土に合った作物に育ちやすくなると言われています。
自家採種を続ける事により、肥料を使わずとも土地の養分やエネルギーを充分に受けて育つ作物に適応していくのです。