TOPに戻る

国産のオーガニック化粧品・サプリメント・
オーガニック食品・オーガニックスイーツを
取り扱うアムリターラ公式サイト

食のコラム

食のコラム

みなさまに知っていただきたい“食”に関する情報です。

未検査米と自家採種について

「未検査米」表示について

未検査米とは、品種・銘柄の農産物検査を受けていないお米のことです。検査は、地域の穀物検定協会や食糧事務所の検査官が行います。但し、希望する生産者が自発的に受ける検査で、農薬の使用や肥料の有無など、栽培方法について証明するものではありません。
提出したお米の一部を取り出して水分測定後、目視で粒の外観を検査するもので、味や安全性については検査項目にはありません。それに加えて、地域の奨励品種でなければ、検査を受けられないという実態もあります。
農薬や化学肥料を大量に使っていたとしても、検査さえ受ければ産年・産地・品種銘柄・品位規格を表示出来るのです。
この検査を受けていないお米は、未検査米と言われ、JAS法によりパッケージに品種や産地、産年を表示することが出来ません。
例えば、農家さんが自家利用やご友人のために作っているお米は、検査の必要性を持たず、未検査米となる場合が大半です(検査を受けるためには、書類の提出や所定の米袋に入れる必要があります)。農協を通さず、農家さんから直接分けてもらうお米についても、未検査米であることが多いです。
未検査米は、銘柄を表示することが出来ませんが、実際には特定の米を撒いて、育ち、収穫されたお米です。農家さんが自家採種という形で種取りを行なった、特定の品種となります。例えば、アムリターラ フーズの原さんの「ヒノヒカリ」は、原さんが十数年来育てた「ヒノヒカリ」を種取りしてこられた自家採種のお米です。
一般的に、品種が表示されているお米は、毎年農協などからお米の種を購入していますので、未検査米は自家採種の証とも言えるのです。
アムリターラ フーズのお米は、未検査米の為、品種・年産を表示することは出来ませんが、契約農家さんからお米を仕入れ、丁寧に選別機で検査し、保管・精米を行っております。

自家採種(じかさいしゅ)について

「大地に根ざした稲の種を代々採りつなぐ。」
代々自家採種で採り継がれた種は、その土地と共に生きる稲となり、力強いお米を実らせます。自家採種によって脈々と繋がるその作物は、その土地に適応し、丈夫に育つと言います。これは、その土地の気候・天候や、土・水の質、栽培方法などに作物が順応し、世代を重ねるごとに、その土地ならではの種に進化していくと言われる為です。更に、何世代も採り繋いだ種は、やがて原種に戻っていくのではないかと言う農家さんもいらっしゃるようです。
「自分の畑の作物から、次世代の種を採る。」昔はごく当たり前のことでしたが、今は野菜においても、販売されている種の殆どが「F1種」(一代交配種)の為、家庭菜園から農家まで、種取りはせずに、次に植える時はまた種を買って来るというのが一般的になっています。
昭和30年代頃までは、八百屋にある野菜はすべて農家が自家採種した「固定種」・「在来種」でした。定義はいくつかあるようですが、「固定種」とは、農家が良い作物の種を選び、何世代にもわたって種取りを続けてきた安定している品種で、「在来種」とは、地域の気候や風土に適応した作物の種を取り続けて10年以上経過した伝統野菜、地方野菜とするようです。しかし、これらの野菜は、残念ながら市場から消えてしまいました。 現在は、人為的に交配された「F1種」という品種が主流です。見た目や形の企画が工業製品のように揃って、収量が上がるように、一代限りの種から作られる野菜ばかりです。F1種はメンデルの法則を利用して、高収量、均一性、早生、害虫に強いなどの優秀な性質を持たせる為に異なる品種を交雑させて生み出した品種のことを言います。大量生産、大量流通に適した便利な種です。
しかし優秀な性質は一代しか続かず、二代目からはガタッと性質が崩れるので、農家は種取り出来ず、毎年、種を買わなければなりません。
野菜の味は均一化していき、農薬や肥料を与えられることが前提の種ですから、無農薬栽培はおのずから難しくなっていきました。
作物は種の段階で、その生命力・要素の約半分が決まってしまうと言います。種は命の源です。命の情報がすべて詰まっています。土は母で、種は父、出来た野菜が子供です。これまで使われてきた農薬の害もその種の中に蓄積されていますので、無農薬栽培をするなら本当は種も自家採種するのがベストです。しかし現代では、種を毎年種子会社から買うことが当たり前のようになり、その地域で固有に存在していた伝統的な品種が次々と消滅しています。
生物多様性こそが自然の美しい姿です。アムリターラでは出来る限り、自家採種、固定種、在来種を応援しています。