アムリターラは、国産フィトエナジーオーガニックコスメこだわりのオーガニック化粧品です

食のコラム

食のコラム

みなさまに知っていただきたい“食”に関する情報です。

トランス脂肪酸について ─ 油のコラム③

マーガリンやショートニングなど加工された植物油脂に多いトランス脂肪酸が世界中で問題になっています。
天然の不飽和脂肪酸はシス型という「くの字形」に折れた二重結合の分子構造をしていますが、トランス型はまっすぐな二重結合の分子構造で、化学式は同じですが立体的な構造が異なります。立体構造が異なるということは代謝出来ない可能性があり、代謝されないまま体内に留まり、いろいろな悪さをする恐れがあると言われています。
アメリカでは、ついに全面禁止となりましたが、日本にはまだ規制がありません。

トランス型脂肪酸の健康への影響
  • 冠状動脈疾患や動脈硬化症のリスクを高める。
  • 体内の酸化が進み、細胞遺伝子が酸化されて「ガンになる可能性が高くなる」
  • トランス脂肪酸をたくさんとっている人ほど、認知機能が早く低下する「痴呆のリスク」がある(「CHAP」(Chicago Health and Aging Projects)米国神経学会が発行する学術誌、 Neurology誌2004年5月11日号に発表したもの)
  • アレルギーや免疫力の低下。これは「腸壁や皮膚の細胞膜にトランス型脂肪酸が取り込まれると、本来のシス型脂肪酸と立体構造が異なるため細胞膜の隙間ができ、体に有害なものが入り込みアレルギーなどを引き起こす」という考え方です。

脂肪酸は全ての細胞の細胞膜の原料となりますが、この細胞膜にトランス型脂肪が取りこまれると弱く不安定な細胞膜となります。そのためウイルスや細菌が進入しすくなって免疫機能を弱らせ、アレルゲンとなる異物の進入が心配な子どものアトピー性皮膚炎やアレルギーとの関連も指摘されています。
日本人の平均では、皮下脂肪の中に約4%のトランス型脂肪酸が含まれるそうですが、アレルギーのある場合はもっと多量のトランス型脂肪酸を含んでいると言われています。また、このトランス型脂肪酸を体外に排泄しようとすると、多量のビタミン類やミネラルを消費することもわかっています。
トランス脂肪酸は、マーガリンが13%、ショートニングなどは5%~7%含有していると言われます。一般の溶剤抽出法の植物油でも0.4%~2.2%くらいトランス脂肪酸が含まれています。溶剤抽出は超高熱で精製するから、どうしてもこのくらいはトランス型になるようです。油はトランス脂肪酸が生じにくい低温圧搾法のものを選んだほうがいいと思います。
加工品だと具体的に何を避ければいいの?ということがマーガリン以外は実に分かりにくいと思うので、よく使われている代表的なものを以下にあげておきましょう。

●コーヒーフレッシュ
●フライドポテト
●菓子パン
●食パン
●アイスクリーム
●ドーナツ
●クッキー
●ケーキ
●チョコレート
●スナック菓子
●シュークリーム
●エクレア
●フライやコロッケ
●インスタントラーメン
●ドレッシング
●マヨネーズ
●レトルト食品など

表示名にはマーガリン、ショートニング、加工油脂、食用精製加工油脂、加工油、加工脂、ファストスプレッドなどとなっているはずですが、日本は規制が甘いので、単に食用植物油脂、植物性油脂と書いてあるのが、実はトランス脂肪酸の多い加工油脂であることもあるそうです。

どんな油を選ぶかで、私達のお肌や細胞や脳に影響があります。美容液を選ぶように、油の種類と質には、ぜひこだわってみて下さい。