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勝田小百合×KIYOさん対談

第2回 トランス脂肪酸について

トランス脂肪酸について

KIYO: 本当はトランス脂肪酸というのは日本では厚生労働省が扱うべき問題。大体どこの国でもトランス脂肪酸問題に関しては、日本で言うと厚生労働省にあたる省庁が管轄していますね。日本だけは厚生労働省はノータッチ。トランス脂肪酸は製品としてすでに出来上がっているもので、それを食べるかどうかは消費者の問題。消費者庁が扱っている。他にそんな国はありませんよ。でも日本ではそのように行われていて、消費者庁はトランス脂肪酸の成分的な問題は全く一切言っていない。ただ販売を規制するかどうかだけにしか関わってない。そして規制しないと言っている。

勝田: せめて基準値を決めたらいいのに。

KIYO: 決めるためには厚生労働省がやんなきゃいけない。決めないようにするために消費者庁に持っていってしまっている。実はこれは政治的な問題。それを僕らがいくら言ってもそこが改善されることはないので、自主的に消費者がそういうものを摂らないというようにやっていくしかない。だから今回の菜種油とかとても重要ですよ。

勝田: 油の作り方が毒性のある石油系溶剤のヘキサン抽出になってしまっていて、スーパーで買える油がない状況ですからね。

KIYO: ないですね。全くないです。

勝田: やっぱり経済優先になると、どこもあれをやっちゃうものなんですかね。

KIYO: そうですね。全然生産量が違ってきますし、工場の設備も違う、原材料ももちろん、全然安価なもので、たくさん油がとれるための技術開発だったわけですから。特に僕が問題だと思うのは今はスーパーで普通に売られている油のほとんどが原材料が大豆だったり、菜種だったり色んな原材料を使っているんですけれども、ほとんどが遺伝子組み換えで作られた原材料を抽出して製品化している。

勝田: 油には遺伝子組み換えの表示義務がないですからね。

オイル

KIYO: 今回アムリターラ フーズが出しているのはちゃんと菜種のサラダ油として出している。そこがすばらしい。一般のスーパーで油を買いにいったら、原材料の表示がまずないです。何の油で作ったサラダ油か書いてないです。それは色んなものを使っているから、書けない。混合になっちゃってます。大豆もキャノーラもいっぱい使われているということなんですよね。それが表明のないサラダ油です。そこが大変な問題なんですよ。実は。

勝田: それでみんな揚げ物がんがん作って、何度も使い回して。

KIYO: 最悪の事態ですよ。

勝田: 油って水を除くと体の45%を占める大事なものなのに。

KIYO: 油は代謝の果てに体の組織にリン脂質として入っていっている。それが分からないからみんな平気でそういう安い油を摂っちゃう。
町に行って百貨店とか地下のお惣菜売り場とか最近はコンビニでも揚げ物売ってますからね。売り場見てると分かるけど、売れるんですよ。どうして売れるのかを考えたほうがいい。僕はレストランもお惣菜店もやっていたのでわかるんですが、とても売れる。どうして売れるのか考えたほうがいい。答えは簡単。油が足りていないんですよ。油が足りてないからほしいんです。ただ体はどういう油がほしいですとまでは言わない。ただ油がほしいんです。足りてないから油ものをいっぱい食べたくなっちゃう。 そういう人が今回のアムリターラ フーズの菜種油亜麻仁油なんかを料理に積極的に使って、一ヶ月でも二ヶ月でも食べてみたらいい。そうすると油に対する欲求が全然変わってくる。そんなに揚げ物を食べたいと思わなくなる。

勝田: 確かに私も揚げ物への欲求があまりないです。昔はもっと無性に唐揚げとか食べたくなったものですけど。

KIYO: みんなそう。こういう食事にしていって改善していくと、油に対する欲求が歴然と変わっていく。もうひとつ言うとアムリターラは化粧品もやっているじゃないですか。ここで重要なのは我々の皮膚とか髪の毛というのは人体の中ではプライオリティが低いんですね。逆に肌がちゃんと潤うところまで油を摂っていると、化粧のノリが全く変わってきます。いかに食べ物が大事かということです。

勝田: 油を変えると本当に肌がよくなってきますね。

KIYO: 本当に歴然と違う。

昔ながらの圧搾法の油

菜種油

勝田: これは低温圧搾の「なたね油プレミアム」です。プレス発表会も時も、このまんま飲んでらっしゃる方がいらっしゃいました。風味が全然違いますよね。
鹿北製油の和田社長は、昔ながらのやり方に戻れば本物の素晴らしい油が作れるんじゃないかということで、明治時代の石臼式や昭和初期の圧搾機を探してきて搾ってらっしゃって。戦前は農薬なんてないんだから、国産無農薬の原料じゃないとちゃんと昔ながらの良い油を再現出来ないとおっしゃって。無農薬で育てて下さいと一軒一軒農家さんに頭を下げて契約農家さんを増やしていった方で。これを、なんとバブル期にやり始めたから時代と合わなくてかなり苦労されたそうです。
和田社長がすごいのは、油作りの3兄弟と言われる苛性ソーダ、シュウ酸、活性白土も使わないんです。これは無添加の油でも使っている化学薬品です。

KIYO: 添加物には一応あたらないから当然使いますよね。

勝田: そうです。ただ活性白土なんか、粘土に硫酸を加え作ったものですし、出来たら使わない方がいいじゃないですか。和田社長はその代わり油を水で洗ってらっしゃるんです。水を混ぜて、おりが沈んで分離したところを水だけ抜いたり、ひしゃくでおりをすくったり、信じられない手間暇をかけてやってらっしゃる方で。
現在は国産アーモンドオイルを作るのが夢だそうで、アーモンドを無農薬で畑で育ててらっしゃいます。うちでもオイルセラムとして今度発売する予定ですが、これも焙煎すらしない圧搾の栄養価高いオイルです。

KIYO: この菜種油すごいですね。油って口に含んだときに悪い油は口の中に膜が張っちゃうんだ。サラダオイルとか買うこともないだろうけど、サラダ油みたいなものをなめてみるといいですよ。口の中にねとっと膜が張ったような感じになる。これはなりません。ものすごく良いオリーブオイルとか、良いフラックスシードオイルとか、全然膜が張らないんです。口の中に入れたときに分解が始まっているかのごとく。
悪い油はすぐ分かります。マーガリンとか食べたことないでしょうけど、あれは膜が張りますよ。ああいうのは絶対よくない。あれは消化器の中に入ってもあのまんま膜です。

勝田: うち洗剤使わないから、そういうのはきっとアウトですね。

KIYO: うちも洗剤ほとんど使わないんですけれども、使うとしてもいいものを少量使うんですが、それでも十分落ちるのはいい油しか使わないからですよ。いい油って落ちやすいです。うちは家族が着古したTシャツとか下着とかを小さく裁断して、それでお皿や鍋をまず拭いちゃうんです。それから洗うと油が下水に流れて汚すこともない。それができるっていうのはいい油しか使わないからです。いい油だとほとんどそれだけで落ちちゃう。後は水洗いでいいくらい。

勝田: うちも洗剤使わなくても、油ものも「葉っぱのカタチ」という目の詰まったスポンジで落ちちゃいますね。でも数か月に一度くらい食べる肉の脂は、やっぱりちょっと落ちづらくて。もちろんオーガニックミートだと牧草しか食べていないから脂身が少ないんですけど、それでも飽和脂肪酸ってやっぱりこうなんだなって。体の中に入ってもこんな感じなんだろうなと。だからやっぱり肉は少量のほうがいいんだなと分かります。

南さんと勝田さん対談

化粧品会社が食を展開する意義

KIYO: 僕、今回のアムリターラの試みが素晴らしいなと思ったのは、化粧品をやってきて、その化粧品のあり方もずっと研究して、良いものを作ってきていますよね。そこに食べ物が加わったって言うのは相乗効果になると思っているんです。だから大げさな言い方すると、体の内側と外側と両面の美の追求だよね。

勝田: 化粧品会社がこれをやることによってメッセージになるかなと思ったんですよね。美容ということをやっている会社が食のことをやるって。化粧品会社でサプリメントをやっている会社はあるけれど、ここで煮干しを持ってくる会社はなかなかいない(笑)。煮干が美容に関係あるとは、みなさんなかなか気が付かないから広めたいなって。

KIYO: 広まると思います。日本人の思考がそういう風に向かっているということは確か。ただ今は少数派なんです。僕らも含めて消費者がこういうものをちゃんと購買することで賛同の意思を表明しないといけないんです。こういう良いものを展開しても支持されないと続けることが出来ない。100人中100人が分かるわけではないけど、これはいいものだねっていうことが分かった方は支持してほしいです。

勝田: 買い物はひとつの投票行動だって私も思うんですが、そうやって投票してもらうことによってそれを売る人も増えて、生産者も増えて、原料を作る無農薬の農家さんも増えて、結局環境もよくなるし、それはまた自分に戻ってくる。
選挙だけが表明の機会じゃない。このなんでもないときに何を選ぶかということが、実はすごく世の中を変えていくと思うんですよね。それでスーパーの棚も変わりますもんね。今はああいうものが売れてるからあんな棚になる。みんなが嫌だってなったら作らないですもんね。

KIYO: 作らないし、売らない。今消費者がやるべきことは、一切スーパーに行くなとは言わないけど、スーパーに行ったら買うべきものと、買ってはいけないものを明確に分けるべき。少なくとも僕と勝田さんがアドバイスできるのは「スーパーで油は買うな」と。これは標語に近いです。

勝田: どれか一本くらい買えるものがないかと思うんですが、一本もない。なぜこんなにもなくなっちゃったんだろうなというくらい。

KIYO: 消費者が圧搾法がどんなもので、ヘキサン法を使ったものがどんなのか区別がついていない。正しい情報がいきわたっていない。油は油でしょって摂っちゃう。

南さんと勝田さん対談

勝田: 化粧品のセミナーなどでずっと油の大切さを言ってきたんですね。シリコーンオイルっていう機械油みたいなものが使われているという話の中で、植物油のヘキサン抽出の話もすると、みなさん驚かれるんですよね。化粧品どころか食用がまさに全部これですよと言うとご存知ない方がとても多くて。

KIYO: そういうの作ってるメーカーがテレビのCMのスポンサーだから、テレビがネガティブ情報を言うわけがないからね。

勝田: 大スポンサーですから、テレビを作る人たちもそっち向き。しかし栄えている企業も消費者が買うから栄えているのであって、そんなの嫌だと言えば変わるんですよ。私たちが変わることが、世界を変えていくんだなって思います。