アムリターラは、国産フィトエナジーオーガニックコスメこだわりのオーガニック化粧品です

ビューティーコラム

ビューティーコラム

みなさまに知っていただきたい“美”に関する情報です。

化粧品の役割って?1回目 化粧品の歴史

美しくなるために、顔や体に何かを塗るという行動は、日本では6世紀後半の飛鳥時代から始まったのではないかと言われています。中国大陸から口紅やおしろい、香が輸入され、貴族社会に広まったとされています。
日本では古くから成人の証として歯を黒く染める「お歯黒」の習慣がありましたが、本格的に習慣化したのは平安時代のこと。成人や既婚女性の象徴として行われていましたが、この頃は小さな口元が美しいとされていたので、歯の存在を消すことで口元を小さく見せる美容効果も期待されていたということです。白い歯が美しいとされる現代では、考えられないようなメイクですね。口紅には紅花の色素が使われていました。
世界では主に宗教的な儀式の中で、約5万年前から皮膚を天然色素で染めるというようなことは行われていたようですが、美しくなるために化粧という文化が登場したのは、紀元前4000年頃とされ、古代エジプトには、マラカイトやラピスラズリなどの鉱石を粉末にした天然色素でアイシャドーを施すことが行われていました。これには病気を運ぶ虫を追い払う効果もあったそうです。
砂漠地帯では黄色いクレイを肌に塗って日焼けを防いだり、天然精油を使った香油を塗って硬くなった皮膚を柔らかくするなどのケアも始まっていました。
アフリカでは、強い紫外線や乾燥から肌を守るために、伝統的にシアバターが使われてきました。モロッコのサハラ砂漠のベルベル人たちも、肌の乾燥や紫外線から身を守るために古来よりアルガンツリーのオイルを全身に使用してきました。

植物を使ったケアに関しては、古くは5000年前のエジプトの書に、すでにフランキンセンスやミルラなどのハーブの利用について記されていますし、ヨーロッパでも古くから病気の治療薬としてハーブが栽培され、紀元前460年に生まれた古代ギリシャの医師ヒポクラテスもハーブの処方を400種類以上書き残しています。

イギリスやフランスでは植物の持つ香りの成分である精油を使ったアロマテラピーを美容や健康のために用いて、これらは現在でもさかんに行われています。インドでもアーユルヴェーダで多くの植物を用いましたし、中国でも漢方療法の歴史は古く、現在も多くの植物が中医学の治療薬として使用されています。日本でも春の七草や五月の菖蒲湯、冬至の柚子湯など、人々の近くに植物療法が自然に存在していました。

化粧品の歴史とは、このように植物や天然鉱石などの天然成分とともに存在します。 石油由来の化学合成成分を使ったケミカルコスメの歴史は実はとても浅く、約90年ほど前にハリウッド映画のメイク用として開発されたのが最初だと言われています。
こうした合成成分はとても値段が安く、腐らないので大量生産に向いていたので、経済成長と共に先進国を中心に広がりました。日本で合成界面活性剤を使用した鉱物油のクリームや合成シャンプー、合成洗剤が使われるようになったのは戦後のことなので、歴史はわずか約70年ほどです。そして精製度の甘かった鉱物油が原因で、皮膚が黒くなる「黒皮症」になる方が出てきたり、合成洗剤によるひどい手あれなども問題になりました。化粧品の成分でアレルギーになる方が増えたため、1980年にはアレルギーを誘発する可能性がある103種類の成分を国は「表示指定成分」と定めたのです。
しかし2001年からは、規制緩和により全成分表示になり、表示指定成分の制度は廃止。そのかわり、肌荒れを起こすかもしれない成分もそうでない成分も、全部同じように表示されることになり、企業と化粧品を選ぶ消費者自身に責任を持たせる制度へと変わっていきました。それ以降も、新しく生み出される化学物質は、全成分の中に埋もれて増え続けています。
石油由来の化学合成成分は、いくら短期の実験で問題がなかったとしても、歴史が浅い新しい化学物質という側面があります。
植物療法、ハーブ、アロマの歴史は何千年と長く、長い歴史の中で廃れずに伝承されてきた植物原料の中には、効果が実証されているものが多いです。もちろん天然だからといって、すべてが安心なわけではないですが、肌に害があれば自然と淘汰されていったので、現在使われているものには副作用が少ないことは利点です。

近年、「フィトケミカル」と呼ばれる植物が持つ抗酸化成分が次々と解明され、再びハーブなどの天然物質のパワーが見直されるようになりました。
植物は足で逃げることが出来ませんから、多くの抗酸化物質を体内に作り出しています。こういった成分は人間の健康や美容にとっても有効なものが多いため、最新の美容成分としても非常に注目されています。ナチュラルコスメは地球環境に優しいスローコスメですが、効果は必ずしもスローではないのです。
「フィトケミカルについて」はこちら

なぜ、人は化粧品を使うのか? さて、かなり古い歴史がある化粧品の世界ですが、そもそも化粧品にはどのような役割があるのでしょうか?最近では男性も化粧品を使うようになってきましたが、まだまだ使用者のメインは女性です。それは一体どうしてなのでしょうか?
アムリターラが考える化粧品の役割について書いてみたいと思います。

アムリターラが考える化粧品の役割
  1. 1.自分の美しさを最大限に引き出すため
  2. 2.空調や外気による乾燥や大気汚染、紫外線、メイク用品から肌を保護するため
  3. 3.良質なオイルやうるおい成分で乾燥を防ぎ、バリア機能をアップさせるため
  4. 4.植物の抗酸化物質などの力を借りて、肌の自然治癒力を高めるため
  5. 5.埃や汗、酸化した皮脂、メイクなどの汚れを洗顔で落とすため
  6. 6.時々、オイルマッサージをすることで、血液やリンパ液の循環を良くし、コラーゲンの生成を高めるため

女性は男性より「美しくありたい」という美意識が高いだけでなく、男性は50代くらいまで、20代とほぼ同じくらいの皮脂を分泌出来るのに対して、女性は加齢と共に肌の水分量も皮脂の分泌も減っていくという問題があります。男性は女性より角質層も厚いので、紫外線を真皮にまで通しにくく、日焼けによるシミやシワになりにくいですが、角質の薄い女性は紫外線を真皮にまで通しやすく光老化しやすいのです。
さらに女性は美しく装うためにメイクをしますので、それを落とすためのクレンジング剤が必要になり、粉物を顔に塗ることによって皮脂を吸って乾燥することから、保湿も必要になるという面があります。

一番大きいのは2番の「空調や外気による乾燥や大気汚染、紫外線、メイク用品から肌を保護するため」というもの。肌を老化させるいろいろな要因の中で、紫外線と言うのはやはり一番の問題です。紫外線の中のUV-Bは、波長は短いですが強く激しいので、肌表面に炎症を起こし表面の細胞を傷つけます。UV-Aは波長が長いので、肌の奥まで差し込んでコラーゲンを分断させたり、DNAを傷つけたりして、消えないシワやたるみ、シミを作ります。
紫外線は春夏だけでなく一年中降り注いでいますし、真皮まで届くUV-Aにいたっては曇りの日でも、窓ガラスも通り抜けてきます。ぼんやり家でくつろいでいる時も、窓から燦々と降り注いでいるわけです。
UV-Aは4月~9月がピークですが、それ以外の月も実はピーク時の半分の量以上が降り注いでいます。UV-Bは4月~8月がピークですが、量が少ないだけで10月から3月も降り注いでいます。
冬は肌が乾燥しがちなので、乾燥した肌はバリアが弱まり、夏よりも紫外線の影響を受けやすくなります。そういう意味では、化粧品の役割は有害な紫外線から肌を保護するという意味で大変大きいと思います。
最近では近赤外線という波長も肌の老化に関係しているということが分かってきました。近赤外線にはポリフェノールなどのフィトケミカルが有効だということも解明されつつあります。