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ビューティーコラム

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みなさまに知っていただきたい“美”に関する情報です。

紫外線とのつきあい方

紫外線って悪いの?いいの?

紫外線が美容に良くないことは、みなさまよくご存じかと思います。
最近では小学生の女子児童ですら運動会の時、グラウンドで着席中にツバ広帽子をかぶり、UVボレロを羽織っているというような光景を見かけることも珍しくありません。 紫外線は確かに、シミの原因になったり、シワやたるみなどの「光老化」を引き起こしたり、皮膚がんなどの原因になることが知られています。オゾン層の破壊により、地上に降り注ぐ紫外線量も増えています。
ただ、一方で紫外線を恐れすぎるあまり日光浴時間が減り、成長期の子供さんの骨形成がうまくいかず、「現代版くる病」が増加しているというニュースも目にします。紫外線が皮膚にあたった時に合成されるビタミンDは乳幼児やお子様だけでなく、大人にとっても重要です。
また、最近では紫外線よりもっと波長の長い可視光線の「ブルーライト」、近赤外線などもお肌の老化の原因になることが分かってきました。ブルーライトは太陽光に含まれていますが、パソコンやスマートフォンのLEDバックライトにも使用されているため、私たちを取り巻く環境は、光老化を加速してしまう傾向にあります。しかもUV-Aをはじめ、こうした長い波長の光をいくら浴びても、ビタミンDの合成にはほとんどつながりません。
紫外線には良い面と悪い面があるため、紫外線との正しいつきあい方を身につける必要があるのではないかと感じます。

光老化

太陽光線には図のような分類があります。
UV-Cは地上にはほとんど届きませんが、オゾン層の破壊にともなって影響を懸念する声もあり、エネルギーが大きいのでわずかでも有害です。UV-Bはオゾン層で吸収出来なかった一部が地表に届き、お肌には赤くヒリヒリとした日焼けを作り、皮膚がんや白内障の原因にもなります。
UV-Aは大気圏でほとんど吸収されないので、100%近く地表に到達し、とても波長が長く、雲や窓ガラスなども通過してしまい、お肌を黒くさせるだけでなく、真皮にまで届くため、弾力やハリを保っているエラスチンやコラーゲンを変性させ、皮膚の老化を早めます。これがよく知られる「光老化」です。
また、400nmを超える光の波長は800nmまでを「可視光線」と呼び、これは私たちの目に色として見える光です。この中でも500nmまでのブルーライトは、目に悪影響を及ぼすことで知られていますが、実はお肌においても真皮の深部にまで到達してダメージを与えることが分かってきました。
また、可視光線よりも長い波長の近赤外線はさらに深く肌の奥まで到達し、細胞内のミトコンドリアにダメージを与えるため、活性酸素が発生してこれによって、シワやたるみの原因となる光老化を引き起こすというメカニズムがあるようです。
近赤外線は太陽光以外では、テレビ、PC、赤外線カメラ、コタツからも出ています。電化製品に囲まれている現代では、なかなか避けることが難しい光です。

光老化を防ぐには?

紫外線だけのグラフになりますが、こちらの表をご覧下さい。UV-Bは3月~9月が多いですが、量が少ないだけで10月から2月も降り注いでいます。UV-Aは3月~9月が多いですが、それ以外の月も実はピーク時の半分以上の量が降り注いでいます。
冬はお肌が乾燥しがちなので、乾燥したお肌はバリアが弱まり、夏よりも紫外線の影響を受けやすくなります。真皮まで届くUV-Aにいたっては曇りの日でも、窓ガラスも通り抜けてきます。秋冬でも紫外線にあたる時間が長ければ、春夏に受けるダメージに近づいてきます。可視光線や赤外線など、その他の太陽光もこれに比例して増えます。
日焼け止めやUVカット効果のあるファンデーションは、季節に関わらず取りいれると安心です。特に「酸化セリウム」というミネラルは、紫外線より波長が長い近赤外線の一部まで反射できるミネラルなので、これが含まれる「オールタイムパウダーサンスクリーン」をプラスすると、かなり頼りになります。
1日の紫外線のほとんどは午前10時~午後2時の間に集中して降り注いでいますので、この時間に外出する時や、窓ガラス越しの光には特に注意してください。ツバが10cm以上ある帽子をかぶると、顔の70%以上がカバー出来ますので、この時間に外出する時は、ツバ広帽子をかぶるように習慣づけるといいでしょう。

また、紫外線を顔に浴びた時に、いったいどこに一番たくさん降り注いでいるかというと、1位は額、2位は鼻の頭です。顔の中で高さがある部分だからなのですが、ここは同時に比較的角質が厚く、皮脂腺も多いため光老化しにくい部位です。
問題は3位の目尻、頬骨の中央部だと思います。ここは紫外線があたるわりに皮膚が薄く、光老化しやすい部位です。サンスクリーンや美容液を塗る時は、頬骨と目じりを2度塗りすることをおススメします。
特に目元は他の皮膚の4分の1くらいの薄さで、皮脂腺や汗腺、セラミドも少ないために乾燥しやすくシワになりやすいので、アイクリームや美容液でしっかりケアしてあげたいと思います。
もう1つバリアが薄い場所があります。それは唇。
唇には皮脂腺がないので皮脂膜もなく、うぶ毛もなく、角質層もものすごく薄いので紫外線などから守ってくれるバリアがほとんどありません。そもそも角質があまりに薄いから真皮の毛細血管の血流が透けて見えて、唇は赤く見えるわけです。こんなにむき出しの弱い場所なのに、唇があまり日焼けしない理由は、メラニンが作られる量がとても少ないからです。光老化から肌を守るカーテンであるメラニンがないので、唇は紫外線を浴びすぎると乾燥し、ひび割れたり腫れたりします。それがひどくなると、少ないながらもメラニンが発動して色素沈着して色がくすんできます。
乾燥が気になる冬場と違い、夏はついつい油断しがちですが、紫外線の観点からは夏こそ唇ケアが大切。良質な植物オイルやカロテノイドなどが含まれたリップクリームやリップグロスで守ってあげることが大切だと思います。
さて、それでも紫外線をお肌にたくさん浴びてしまったら・・・とにかく冷やす!これが大事です。冷蔵庫で冷やしたタオルを顔にのせたり、冷やした化粧水などを使いましょう。
紫外線によって肌の中にヒスタミンといわれる、神経伝達物質が放出されますが、ヒスタミンはメラニンを作る色素細胞のメラノサイトにアタックし、メラニンがどんどん作られます。冷却することでヒスタミンの放出を抑制することが出来、シミにもなりにくくなります。

光による活性酸素を防ぐ

太陽光の美容への一番の影響は、本当は日焼けすることではなく、徐々に蓄積されて起こるお肌の変化にあります。
紫外線やブルーライト、近赤外線が肌にあたった時に一重項酸素という活性酸素が発生します。一重項酸素は真皮の70%を占めるコラーゲン繊維を破壊したり、コラーゲンの量を減らしてしまうことが分かっています。
コラーゲン繊維は架橋と呼ばれる橋で結びついているのですが、一重項酸素によってこの架橋が変性してしまいます。架橋が変性すると、お肌は硬くなり、深いシワの原因になります。また、コラーゲンの架橋が変性した肌は水分を保持する力も衰え、ハリを失います。
これが光老化の主な原因です。
一重項酸素などの皮膚に害をもたらす活性酸素を無害化する成分が、植物の中に発見されています。それがアスタキサンチン、βカロテン、ルテイン、リコピンなどのカロテノイドやプロアントシアニジン、アントシアニン、ケルセチン、エラグ酸などのポリフェノール、そしてビタミンEです。

レッドラズベリーの種を搾ったオイルにはエラグ酸やビタミンEが多く、フィンランドの北極圏に位置するラップランド地方の野生種のビルベリーの葉のエキスには、ケルセチンなどのポリフェノールが大変多く含まれています。この2つを主成分に「ベリーズビューティーサンスクリーン」を作りました。
「アスタキサンチン」の持つ力にも注目しています。鮭、蟹、いくら、エビ、おきあみなどの魚介類に多く含まれるカロテノイド系色素ですが、元はヘマトコッカス藻など赤い色をした藻などに含まれ、そこから食物連鎖で摂りこまれていきます。強力な抗酸化作用があり、1980年代にβカロテンやビタミンEの1000倍近くの力があることが判明しています。アムリターラでは、「アスタラディエンスクリーム」や「フルーツエナジーリップクリーム アマナツ」、「ピュアトリートメントリップグロス アスタキサンチンオレンジ」などに、贅沢にアスタキサンチンを配合しています。

ポリフェノールの中では、「プロアントシアニジン」にも注目です。カテキンがいくつか結合した構造をもち、きわめて強い抗酸化作用を示すポリフェノールで、全種類の活性酸素の中和だけでなく、酸化酵素阻害作用も合わせ持っています。
プロアントシアニジンは、クランベリーにも多く含まれていますが、なんといってもダントツに多いのはニュージーランドの松樹皮です。ニュージーランド北島中央に育つ松の木なのですが、大気汚染もなく紫外線がとにかく強いので、世界最高の平均成長速度で生育し、フランスなどの他国の松よりポリフェノール量がとても多いのです。面白いのはコラーゲンに結びついて、コラーゲンの破壊を防ぐ作用もあることです。
このプロアントシアニジンを多く含むクランベリーで「グレイシャスクランベリーチーク」を、そして松樹皮エキスを一番多く入れているのが「アドバンスドクリアリバースセラム」です。
面白いのですが、皮膚にカロテノイドやビタミンEを塗布しておくと、紫外線を長期照射しても、塗布してない時に出来るシワが形成されにくいことが分かっています。こうした抗酸化物質は一重項酸素を中和する能力があることから、一重項酸素が光老化に関わっていることがあきらかになってきたという経緯があります。
ポリフェノールやカロテノイドは、通常の日焼け止めでは遮断することが難しいブルーライトや近赤外線に対しても効果が期待できます。太陽光だけでなく現代はPCやスマホなどに含まれるブルーライトなど、家で素顔でいる時にも気になる光が増えていますので、スキンケアにこうしたものを取りいれると、心強い味方だと思います。
また、カロテノイドやポリフェノールはお肌につけるだけでなく、食べることでも体の中から光老化を予防できることが分かっています。
こうした効果を期待してポリフェノールの多い4種類の植物を配合した「ビューティークリアブライト」を作りました。「アスタクリルオイル」に配合しているアスタキサンチンや8種の天然ビタミンEも、この観点から見てもとても頼もしい成分です。

シミはなぜ出来る?

若い頃からの日焼けの蓄積や油断によって出来てしまっているシミやくすみなどをトーンアップさせるためにはどうしたらいいのでしょうか。
下記は、紫外線でシミになりやすい3つのパターンです。

●過剰な紫外線

過剰に紫外線を浴びたことで、多く作り出されたメラニン色素は、排出しきれずに残ってしまうことがあります。紫外線が許容量をオーバーすると異常活性してシミとして出現するのです。また、メラノサイトが昔から浴びてきた紫外線量を記憶しているという説もあります。

●ターンオーバーの乱れ

加齢、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、過剰な刺激などが原因で、ターンオーバーが乱れるとメラニンが皮膚にとどまって色素沈着を起こし、結果、シミとなって残ってしまうことがあります。

●ホルモンバランス

生理前の2週間、妊娠中、それからピルを飲んでいる方は黄体ホルモンの影響で、シミになりやすいので特に注意が必要です。肝斑という左右対称のシミが出来ることもあります。

ほとんどのシミは表皮に存在しているので、ターンオーバーで排出が可能ですが、長く残っている部分は、一体どうなっているかというと、肌が慢性的に弱い炎症状態になっており、メラノサイトの活性化が続いています。そしてメラニンを蓄積した細胞の細胞分裂が低下していて、なかなか上に上がって剥がれ落ちていかない状態になっているようです。
こうなってしまうと、部分的に過剰になっているメラノサイトへのアプローチとして、メラニン色素を作るチロシナーゼという酵素の活動を鎮めるということが大切だと思います。
これには、例えばホワイトローズマリー、わかめに含まれるエコールと言うポリフェノール、タクラマカン砂漠のカンカエキス、カンディアの木やカモミールから得られる精油成分のビサボロールなどが頼もしい味方となってくれます。
こうした成分をアムリターラでは「アマナツトーンアップウォーター」、「アスタラディエンスクリーム」、「アドバンスドクリアリバースセラム」、「ブライトカバーコンシーラー」に配合しています。
また、ターンオーバーが滞っている場合は、「マンナンソフトスクラブ」などを優しい力で時々使ってあげることもいいと思います。

上手な日光浴をしましょう

紫外線がお肌にあたると、人間の体は「ビタミンD」を作ります。
近年分かってきていることは、ビタミンDは、骨や歯の形成に欠かせないだけでなく、乳がん、大腸がん、前立腺がん、1型糖尿病、多発性硬化症、関節リウマチ、骨粗しょう症の予防効果があることです。実際にさまざまな疫学調査で、日光にあたる時間の少ない地域の人達は、乳がんや大腸がんの発生率が高いことが分かっています。
食事でも魚やきのこ類からビタミンDをとることが出来ますが、食べ物だけで十分な効果を得るほどビタミンDを摂るには、かなりの量を食べなければいけません。
もっと簡単で害がなく、しかも経済的なのは、ほんの短時間、お肌をちゃんと露出して、直射日光を浴びることです。
ビタミンDを合成出来るのは主にUV-Bだけで、窓ガラス越しの日光浴では、ほとんど意味がありません。また、洋服を着ている部分ではビタミンDの生成は、ほぼ望めませんし、ストッキングをはいていると約60%もUV-Bを遮断しています。SPF15 の日焼け止めですら、塗っている部分の約90%もビタミンDの生成を減少させてしまいます。
紫外線を浴びて皮膚が赤くなるまでの時間が30分の人は、1日10分間、週3回は素肌の部分で日光浴することが大切です。半袖とかノースリーブ、膝丈ズボンとかミニスカートなど、肌の露出度が多ければ、春夏なら1日5分程度でもいいです。天気の良い日なら、日陰でも通常の50%近いUV-Bが皮膚にあたっているようなので、日陰でも大丈夫です。
ただしビタミンDの生成というのは、白い肌ほど生産力が高いので、黒く日焼けするとあまり作られなくなっていきます。しかも日光浴が良いからといって長時間日光浴しても、ある一定の量から先は、ビタミンDは生成されないようになっています。
肌が黒いと、メラニン色素がUV-Bを吸収して、皮膚へ入り込まなくしてしまうので、肌で生成するビタミンDの量はぐっと少なくなります。黒人の方が皮膚でビタミンDを合成するためには、白人の方の5~10倍のUV-Bにあたる必要があるのです。日本人は、黄色人種なのでこの中間と考えて下さい。
皮膚がんも気になりますが、メラニン多めの黄色人種である日本人の皮膚がんの発生率は、大腸がんになる人の約3%です。
乳幼児やお子様などは新陳代謝もいいので、過剰に日焼けする可能性のある時以外は、過剰なUVカットはあまりしないようにして下さい。大人の場合は、お顔は日焼け止めや帽子などで守りつつ、その他の部分で、短時間の日光浴を心がけてみて下さい。
もちろん太陽光を浴びた夜は、きちんと保湿をし、ポリフェノール、カロテノイドなど植物が持つパワーを取りいれてケアしてあげましょう。