STORY
イタリアのランブルスコスタイルのペットナット(弱発泡)の赤と白の2種類があるオマッジオは、陰陽(太陰大極図)の形に植えられた区画で栽培された、カベルネ フラン(闇/陰)とヴィオニエ(光/陽)からつくられています。
「オマッジオ」とは、イタリア語で「オマージュ/賛美」を意味します。このワインは、オーナーで醸造家のジョアンナが子供の頃にフランスへ葡萄の収穫に連れて行ってくれた母親の思い出を讃えたものです。ジョアンナの母親はワイン愛好家であり、自然を愛する人でした。まさか娘が将来ワインつくりをするとは、その頃は想像もつかなかったでしょう。
ラベルにはアルゼンチンのアーティストMaite Oz によって、葡萄畑に自生する植物を愛でながら美しい花の香りを楽しむジョアンナの姿が描かれています。
VINIFICATION(醸造)

独自のバイオダイナミック農法で栽培された葡萄を使用し、野生酵母のみで発酵。添加物や調整は一切行わずに丁寧につくられています。濾過や清澄は行いません。まるで葡萄畑がボトルの中におさめられたようなワインです。
古典的なアンセストラル方式*で醸造。手摘み後、丸1日間スキンコンタクト(果皮と果汁を一緒に保持し、果皮の成分を抽出させること)を行いステンレスタンクで発酵。発酵が完了する前にワインを瓶詰めし、瓶内で自然な泡を生み出しながら発酵を完了させます。少なくとも9ヶ月間は澱と接触し、ワインに流動的なボディと持続性のある繊細な泡が生まれます。その後、部分的なデゴルジュマン(数日間ボトルを逆さにして澱を取り除き、同じワインでボトルを完成)。このプロセスはボトルごとに手作業で精巧に行われます。
*発酵途中のワインを瓶に詰め、瓶内で発酵の続きを行うことで発泡させる方式