開発ストーリー

「お米」にスポットライトを当てた新商品、ライス&グレープシリーズ。
「田んぼは自分の原点」と語る、アムリターラ代表兼商品開発の勝田小百合より「お米」に込める想いをお伝えいたします。

化粧品ブランドが自社農園でお米を育てる理由とは?

「アムリターラって、今までお米やっていたの?」というお声をいただくこともありますが、実はブランド初期からお米の栽培に取り組んでいます。最初は千葉にある休耕田で栽培していましたが、今は福岡にある田んぼ(こちらも休耕田)を借りています。もちろん農薬や化学肥料は使わずに、自然栽培で育てています。

田んぼはお米を栽培する以外にも、さまざまな役割がありますよね。水をろ過したり、地盤沈下を防いだり。それに何といっても田んぼは生物の宝庫です。イトミミズやオタマジャクシ、カエルにトンボまで。田んぼがあるからこそ、生きていける生物がいるんですよね。田んぼにいると、見たこともないアカガエルに出会うことも。農家さんに聞くと「これ、絶滅危惧種だよ」と教えてくださることもありました。

人間は自然に対して邪魔ばかりしているところがありますが、農薬を使わない田んぼは人間が提供できる「自然」だと思ってお米を育てています。

 

社員研修に「田植え・稲刈り」を取り入れるほど、田んぼに魅せられた理由とは?

初めて田んぼに携わったときに感動したんです。春から秋にかけて、移り変わる田んぼの姿を見て、自然のサイクルを目の当たりにしましたね。夏の時期の青々しい姿も美しいですし、稲穂が黄金色に輝く姿もとても美しいんです。「ここに自然の美しさが凝縮しているな」と感じました。

それに、主食であるお米を自分たちで作ることは、金銭を払って物を得る現代社会の仕組みから解放される喜びがありました。一年分まかなえるほどのお米を作れているわけではありませんが、一部を充てることはできています。自然の力を借りてお米を育て、それを美味しく食べる。「豊かさ」とはこういうことだと思うくらい、どんなことよりも尊いことのように感じました。この感動をスタッフにも体験してほしいと思ったんです。

そして、農薬や肥料を使わずに自然栽培でお米を育てることは、「何も足さない」「何も引かない」ということ。植物は土の力、光の力、水の力で育ちます。人間ができることは、実はあまりないんですよね。自然に従うしかなくて、謙虚な気持ちになれるんです。

 

アムリターラフーズではお米の取り扱いがありますね。

アムリターラは「内外美容」を重視しているので、最初は化粧品からスタートしましたが、いずれ食品も取り扱いたいと考えていました。2014 年に「アムリターラ フーズ」がスタートする際に、「お米は外せないね」となり、最初から自然栽培のお米を取り扱っています。

品種はコシヒカリのようなモチモチ系のお米ではなく、血糖値の上昇が低いと言われている古い品種のお米にこだわりました。契約農家さんとのご縁もあり、「旭一号」や「亀の尾」「穂増」といった古い品種を販売しています。

お米は日本人の主食ですし、歴史の古い食べ物ですよね。また、エネルギー源である炭水化物をはじめ、たんぱく質やカルシウム、鉄分、ビタミン、食物繊維などが含まれているので栄養価も高いです。昔と比べて小麦粉を原料とする食品(パン・パスタ・ピザ・うどんなど)を食べる方が増えましたが、私はみなさんに「もっとお米を食べてほしい」と思っているんです。

 

お米を使った新商品「ライス&グレープシリーズ」を通じてアムリターラが発信したいメッセージ

私たちアムリターラは、商品を通じて持続可能な社会を実現することを目指しています。そしてオーガニック化粧品ブランドとして、「肌環境」と「自然環境」両方の環境を整えたい、という想いで商品開発に取り組んでいます。

私自身、自然栽培や野生の植物を求めて、北は北海道から南は沖縄・宮古島まで日本各地に足を運んでいます。すると生産者さんの高齢化や跡継ぎがいない、耕作放棄地や休耕田が多い…といった地方が抱えている問題に直面したんです。

以前、大分県の中津江村に自社農園を設けて5年ほどお世話になったのですが、中津江村も子どもの数が減少して、小学校が廃校になってしまうほど過疎化が進んでいました…。中津江村の方たちはいつも温かくて、私たちが行くと喜んでくださって。中津江村で採れた柚子を使って美容液(「オーガニックフルーティーセラム ナカツエ ユズ」。現在は終売しています)を作ったこともありました。ラベルに中津江村を描いて「こういう商品を発売しましたよ」とお伝えすると、みなさんとても喜んでくれたんです。

地方の生産者さんにお仕事を依頼して正当な対価をお支払いし、出来上がったものをお客様にお届けする。地方の活性化を促せて、お客様も喜んでくださっている姿に「これはいい循環が生まれている」と実感しましたね。

それでますます地方を訪れるようになりました。地方にある素晴らしくて特別な植物を見出して、きちんと対価をお支払いして、生産者さんと持続可能な関係を築いていく。そして、その価値を正しくお客様に伝えて、喜んでいただく。この循環を生み出すことが私たちの役割だと考えています。

新商品のライス&グレープシリーズも、九州で栽培したお米と岩手の日本山ぶどうを使っています。この商品を通して「生産者さん」と「お客様」そして「アムリターラ」の間に美しい循環が生まれてほしいと願っています。

 

  • ライス&グレープ グロウイング ウォーター

    日本山ぶどうの樹液*1に含まれるアミノ酸や有機酸を生かすため、非加熱のまま化粧水に配合しました。また、玄米から抽出した細胞水*2や国産米由来の乳酸菌*3も配合。肌にスーッとなじむさっぱりとした使用感で、心地よい潤いを与えます。

    *1ヤマブドウ樹液(保湿成分)*2コメエキス(保湿成分)*3乳酸桿菌(保湿成分)

  • ライス&グレープ イノセント セラム

    植物が生み出すフィトケミカル「ポリフェノール」を含む、ラジアータ松樹皮エキスやワカメエキスなど20種類の植物エキスを配合。乾燥した大人の肌に向けて、ハトムギ種子エキスも配合しました。潤いを与えて肌荒れを防ぎ、健やかに保ちます。

    *保湿成分

  • ライス&グレープ ラディエンス クリーム

    複数のカロテノイドを含むブアメラ果実オイル*1やアスタキサンチン*2を配合。乾燥によりくすんだ肌を潤いで守り、輝きを放ちます。さらっとしたつけ心地なので化粧下地や、サンスクリーンの前に使ってもベタつかずにご使用いただけます。

    *1パンダヌスコノイデウス果実油(保湿成分)*2ヘマトコッカスプルビアリス油(保湿成分)