開発ストーリー

フルビック アース ミネラル プレミアム

フルビック アース ミネラル

地球環境の大いなる循環の鍵となる物質、腐食物質。その中でもフルボ酸と呼ばれる成分は、太古から地球上の生命の循環の核に存在し、生命連鎖や環境保全に関わってきました。

私たち人間が健康的な毎日を送るためにも、母なる土壌からの贈り物であるフルボ酸を上手に生活に取り入れることをおすすめします。

 

「フルビック アース ミネラル プレミアム」発売に至るまでの経緯と、この商品が担う役割について、食品・サプリメント商品の開発者である亀山がお話しします。

アムリターラにおけるフルボ酸商品の歩み

フルビック アース ミネラル 採取地アムリターラでのフルボ酸商品の取り扱いは10年以上も前になります。当時は、アメリカのユタ州で産出される「ヒューミックシェール」といわれる腐植土堆積層から抽出したフルボ酸ミネラル溶液を取り扱っていました。

 

その後、国産(長崎県)腐植土抽出物の存在を知り、原料土の質の高さ、抽出溶液の飲みやすさ、利用のしやすさなどから、この原料を採用して「フルビック アースミネラル」を商品化し、販売をスタートしました。

 

これまでも、フルボ酸溶液の魅力や活用方法をご紹介することで、フルボ酸の愛用者を増やし、飲用におけるさまざまな嬉しい声をお聞きしてきました。そしてこの度、「フルビック アースミネラル」にヒューミックシェール由来のフルボ酸ミネラルを追加配合し、プレミアム商品としてリニューアルすることにしました。

フルビック アース ミネラル 採取地

土壌の循環に欠かせない、フルボ酸

フルビック アース ミネラル採取地長崎の腐植土との出会いは、実は“自然栽培”もきっかけのひとつです。農薬を使用せず無肥料で栽培物を育てる自然栽培では、その土地の“地力”が重要になってきます。悠久の生命連鎖により腐食土堆積物が豊富な土地は、実り豊かで地力があり、動植物が繁栄してきた歴史があります。大自然と同調し、環境のサイクルの流れに任せる農法である自然栽培では、土壌改良資材としてフルボ酸を活用することが理にかなっています。

 

土壌における腐食とは、簡単に言うと、動植物の生命活動(落葉、排泄、遺骸など)が微生物の分解作用により代謝産物へと変化することで、その過程でフルボ酸などの腐食酸がつくられます。つくられた腐食酸により新たな生命が誕生し、やがて朽ちて土に戻ることを繰り返し、豊かな循環が続きます。その核にあるのが腐食酸(フルボ酸)と言えるでしょう。

 

自然栽培の植物を多く原料として使用するアムリターラにおいて、フルボ酸との出会いは必然であり、その存在は偉大です。

フルビック アース ミネラル採取地

 

アムリターラ農園

アムリターラでは、10年以上*にわたり自社農園での稲作活動を行っています。地力を活かした土壌づくりを第一に考えた、無肥料での自然栽培です。自然栽培を行うにあたっては、前述のとおり、稲が土中の栄養を吸収し毎年健康的に実をつけるための循環可能な地力を備えているかどうかが重要です。栽培作物の”自力”を応援する意味で、または有機肥料の質を懸念の上で、無肥料栽培に取り組む場合でも、まずは循環出来る土壌であることが、作物の美味しさと健全さには必要となります。毎年実施されている社員研修で農園を訪れ、稲の成長を見届ける過程で、皆がその生命力に驚かされています。たとえ少しでも、自分たちが自然環境の循環の輪に溶け込んで作業できている喜びを感じざるを得ません。

 

その他、お取引のある農家さん方の自然栽培米に関しても、土壌の力、水質環境などをお米作りの本質と考え、毎年力強く実ったお米をいただいています。

アムリターラ農園

フルボ酸とともにある人間

このように、環境にとっても生命全体にとっても重要なフルボ酸ですが、多様性に富んだ土壌を基盤に生活していた人々は、湧出する水や栽培作物などを通して自然に身体に摂り込んでいたと考えられます。

 

しかし、近代化が進むにつれて、栽培システムの変化(化学肥料)、水道システムの変化(貯水管理)、生態系の崩壊、植林(単一密植) などの土木事業、コンクリート敷設などの道路インフラ整備などによって、豊かで循環する土壌が失われつつあり、腐食土壌や腐食産物の恩恵を受けにくくなってきたことが心配されます。特に、植生が減少したことで土壌中の有機物が少なくなった“やせた”土壌において、化学合成肥料の力で肥大化した作物には、フルボ酸が結合した微量ミネラルやアミノ酸類の供給が希薄で、総合栄養価の乏しいものが多いと考えられます。

フルビックアースミネラル 循環図

「フルビック アース ミネラル プレミアム」は、今回新たな製法に則って抽出された質の高いエキスになっています。原料の長崎産の腐植土は、海洋性と土壌性(河川)の交差流域の腐食土壌だと考えられており、多様性のある環境で育まれた腐植質が特徴です。採取された腐植土から、岐阜県の御岳山系の天然水と駿河湾の海洋深層水により長期熟成過程を経て「腐植土抽出液」が引き出され、そこにユタ州の「ヒューミックシェール」から水だけで抽出された濃縮ミネラル「フルボ酸ミネラル」を加えています。旧商品と比べ、クリアながらもぐっと複雑さが増し、ぱっと元気が出るような濃い味わいになりました。飲みあがりには甘みがあり、あたかも土壌のもつ生命力を感じるような、そんな妙味・滋味を味わえます。

 

悠久の大自然が生んだフルボ酸を、より自然に生活に取り入れられるよう、飲みやすさと扱いやすさにもこだわり、摂取の目安量も従来よりも少なめにしました。クリアな液性のため、希釈して様々なものに添加しやすくなっています。飲料に適量を添加し、日常的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

コラム1 腐食土について

COLUMN

フルビック アース ミネラル 腐食土“腐植土“は動植物が長い時間のなかで生命循環を繰り返し、微生物により発酵分解されて地層に堆積したものを意味します。太古の海に生息していた海藻類や魚介類はもちろん、地上(大地や河川)が生じてからの生命たちの悠久のドラマの結晶が、腐植土層として残っているのです。

腐植土はやがて化石化して、いわゆる石炭に変化して硬化していきますが、地上部から順に、柔らかい性質をもつピートモスと呼ばれる比較的若い泥炭の層から、亜炭と呼ばれる土化した層~石炭層までが存在します。ヒマラヤ山脈の「シラジット」や、米国ユタ州の「ヒューミックシェール」などが有名です。日本の福島や長崎にも特異的な腐植土層が存在します。

フルビック アース ミネラル 腐食土

 

腐植土には有機酸類が多く含まれ、中でもフルボ酸が有名です。フルボ酸は、ミネラル類と結合(キレート)し、有機ミネラルの状態に変化させることで植物類のミネラル吸収率を向上させます。それにより植物が繁栄することで食物連鎖が進み、また、不必要なミネラルの排出にも関わり土壌や水域の浄化を担います。このように自然環境の循環の核を担う物質がフルボ酸なのです。環境循環の輪の中にいる人間にも欠かせない物質と言えるでしょう。

 

人間はHUMANと綴りますが、腐食のことは、HUMUSと綴ります。人類が生きてきた場所を“母なる大地”と考えると、土壌、すなわち腐植土は母なる生命の源と考えられます。

コラム2 モール温泉と腐植土

COLUMN

フルビック アース ミネラル モール泉弊社代表の愛してやまない温泉の一つである“モール泉”の名で知られる黒褐色の湯は、腐植土層を通って湧出するため、フミン酸をはじめとした腐食酸類が溶け込んでいるのが特徴です。有名なのは北海道の十勝川温泉ですが、関東エリアにも湧出ポイントが多く、日本各地に点在します。明るい琥珀~暗いコーヒー色まで褐色の濃淡度合は湧出地により異なり、モール臭と呼ばれる腐葉土やヒノキなどの木質香があり、肌の老廃物清浄作用や保湿作用があります。

フルビック アース ミネラル モール泉

 

* 2023年現在

  • フルビック アース ミネラル プレミアム 500ml

  • フルビック アース ミネラル プレミアム 300ml