サスティナブルコラム
アムリターラLABO「美深の恵みを味わう 採れたて白樺樹液パーティー」イベントレポート

目次
アムリターラの看板化粧水「ホワイトバーチモイストウォーター」の故郷である、北海道・美深(びふか)の森。そこで今年4月に採取され届いたばかりの“採れたて”白樺樹液を主役に、五感で自然の神秘とつながる濃密な時間をお客様と一緒に過ごしました。
イベントに参加し、中盤では登壇して「白樺樹液留学報告」のお話もさせていただいた、スタッフ矢島がレポートいたします。
- 神秘の白樺樹液を五感で学ぶ
イベントの幕開けは、白樺樹液とアムリターラの関係を表した短い動画の上映からスタート。そして代表兼商品開発・勝田小百合が登壇し、白樺樹液について楽しく学んでいきます。
雪解けの早春、葉が芽吹く前のわずか2〜3週間という限られた期間にしか採ることができない白樺樹液。アイヌ民族の間では古くから「タッニ・ワッカ」と呼ばれ、飲料としてや肌に塗る水として大切にされてきた歴史があります。
スライドを見ながらそのメカニズムを紐解くと、樹液は木々が開花・開葉するために大地から吸い上げる、人間でいう「血液」のようなもの。多種類のアミノ酸やミネラルを含み、肌のバリア機能を高める「天然のNMF(天然保湿因子)」そのもののような組成をしています。
年齢に応じた潤いのお手入れにふさわしい、パワフルな成分であることを学んだところで、小さなグラスに入った透明な水が配られました。今年採れたての白樺樹液を贅沢に原液のまま、勝田の「弥栄(いやさか)~!」の音頭で会場一体となって乾杯。
「ほんのり甘くて、すっと身体に染み込んでいく!」と、大自然の生命力が凝縮された清らかな味わいに、早くも感動の声が上がっていました。
- 美深の森を味わい尽くす、特別なコースメニュー
乾杯のあとは、お料理タイムに。この日のために、アムリターラ開発課の“オーガニック仙人”こと亀山が、美深の豊かな食材からインスピレーションを得て考案した、スペシャルメニューが振る舞われました。
コース最初のスープは、いつもアムリターラフーズで工夫を凝らした調理を楽しみ、お裾分けもしてくれるスタッフCが担当。アムリターラスタッフの知恵と五感を総動員しています。美深の恵みを味わうメニュー
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白樺樹液ジュレとズッキーニのスープ
白樺樹液でゆでた自然栽培野菜
フキノトウビオネーズ美深ホゲット肉 奇跡のりんごのソース
自然栽培ぬか漬け
玄米麺の冷製 アイヌネギと
美深キャビアとすだち昆布ジュレ——————
白樺樹液で淹れた野生コーヒーor自然栽培緑茶
樹液の3色寒天 羊の練乳と松ぼっくり

美深の野生のパワー溢れる山菜「フキノトウ」や「アイヌネギ」。そして、希少な美深産のホゲット肉(ラムとマトンの間の羊肉)。これらが、白樺樹液を贅沢に使った調理法や、アムリターラならではの調味料マジックによって、洗練された一皿へと昇華されています。食後のデザートやコーヒー、白樺葉茶にいたるまで、すべてに白樺樹液が活かされたメニューに、会場は感嘆の声に包まれていました。
- 臨場感たっぷり!「白樺樹液留学」報告
お料理を味わっていただきながら、2025年から2年連続で4月に実際に美深町の仁宇布(にうぷ)地区へ赴き、現地で樹液採取に参加してきたスタッフとして登壇し、「白樺樹液留学」報告をさせていただきました。
雪が残る寒さの厳しい美深の森で、「樹液アベンジャーズ」と私が呼んでいる地元の6人の男性たちと2週間の作業を共にしました。最高齢82歳で平均年齢も70歳ほどのみなさんですが、去年と寸分も変わらずお元気な様子に驚き、心強い限りでした。
「穴あけ→設置→収集→穴閉じ→回収」という、一本一本の木に敬意を払いながら行うシンプルで、過酷さも伴う手作業のプロセスを、現場写真や作業者視点動画などと紹介しました。
今年は採取の開始と終了のタイミングを農家さんが精緻に見極めたことで、最高品質の樹液を適切な量だけいただくことができたと感じました。「自然の恵みを少しだけ分けてもらう」というアイヌ民族の教訓を、まさに体現できた感覚だと話したら、皆さんが深く頷いてくださり、嬉しかったです。
そして2年目の今年は、アベンジャーズとのチームワークを感じる仕事ができたこともお話ししました。昨年、「この樹液でつくった化粧水じゃなきゃだめなんだと、待っているお客様がたくさんいるんです。私自身もそうなので、採取の手伝いに来ました」と伝えられたことが影響しているのではないかと感じています。「誰かの大切なもののために力を尽くすのは清々しいことだ」と、言葉にはしなくても、そうみんなで感じているムードがありました。
- 「アムリアグリ白樺プロジェクト」始動!

樹液留学報告の最後に、新たにスタートさせる取り組みについて発表しました。これまでアムリターラは、全国の真摯な生産者さんとの循環の輪を広げるため、「amri agri project(アムリアグリプロジェクト)」と命名し、商品の売り上げの一部を生産現場へ還元する取り組みを行ってきました。
その新たな一環として、「アムリアグリ白樺プロジェクト」を2026年4月から始動しました。「ホワイトバーチモイストウォーター」のレフィルの売上の一部を、美深町の白樺農家へ寄付し、持続可能な白樺樹液採取に役立てていただきます。
では現状の白樺の森で、何が本当に必要とされていることなのか。留学に行っていた私が、農家さん、アベンジャーズ、白樺事業のスタートから森を見てこられている北海道大学農学部名誉教授の寺沢実先生たちにヒアリングを行い、対話を重ねて初年度の取り組み内容を決めました。
採取エリアのなかでまだ子どもの木々が密集している場所の間引きを行い、一本一本が十分に成長できる環境を整える、森の整備費として役立てていただきます。
ただ自然の恵みをいただくだけでなく、売上の一部を美深の森へ還す。この取り組みによって、美深の森、生産者さん、アムリターラ、そして商品を使ってくださるお客様全体が循環し、持続可能な未来をともにつくっていくことを目指しています。
- お肌本来の美しさを引き出す白樺樹液の化粧水
イベントの締めくくりは、サステナブルコスメアワード2025で「GOLD賞」を受賞したアムリターラの代表作、「ホワイトバーチモイストウォーター」についての勝田による徹底解説です。
最大の特徴は、「水を1滴も使わず、ベースの水分すべてに白樺樹液を使用している」ということ。ほぼ100%が美容成分という贅沢すぎる処方だからこそ、美容液のようなリッチなとろみのテクスチャーが生まれます。
さらに、この化粧水に含まれるスター成分として、伝説の農家・木村秋則さんの“奇跡のリンゴ”から採取した菌由来の「LPS(リポポリサッカライド)」があります。木村さんの美しいリンゴ畑の映像を見ながら、LPSが肌の角質層にアプローチし、すこやかな美しさをサポートする注目の成分であることを学びます。
最新の研究データとともに、LPSが肌のバリア機能・保湿力を高めて肌荒れを防ぐメカニズムや、乾燥によるくすみをケアして、もっちりとしたハリ肌へ導く奥深い背景が詳しく解説され、会場の皆さんがメモを取りながら聞き入る様子が印象的でした。
美深の森の生命力に満ちた樹液を味わい、学び、そしてその森をみんなで守る未来へ想いを馳せる。まさに自然と人との営みの美しいつながりを目指す、素晴らしい時間を会場の皆さんと過ごすことができたと感じています。
お越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました。次回のLABOイベントでも、皆さまにお会いできることをスタッフ一同楽しみにしております。






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