代々受け継がれる匠の焙煎
~圧搾絞り
金ごま油を搾っているのは熊本県にある昭和22年開業の搾油所。製油業を始めた当時から、古式圧搾製法と一番搾りを貫き通しています。生産性や効率は良くありませんが、この製法が味わいを生み出すと考え、これからも守り通していくそうです。
まず、有機栽培された金ごまの香りを最大限に引き出すために職人が熟練のワザで焙煎をします。種の大きさ、状態、気温湿度などを見極めたうえで焙煎温度を設定して炒り上げていきます。炒り上がったらすぐに圧力をかけて一番搾りだけを行います。一番搾りされた一番油を湯洗いして不純物を取り除き、目の細かい和紙でろ過をして、一滴一滴ゆっくり油を集めていくのです。
大切に搾った一滴の、本来の風味や栄養を残すため、脱色や脱臭、精製を行いません。金ごまの鮮度を考えた圧力一番搾りだからこそ、一滴で力強く濃厚で、かつ雑味のないクリアなごま油の味わいが表現されます。