在来種 鶯宿梅 三年漬梅干し 200g
在来種 鶯宿梅 三年漬梅干し 200g
在来種 鶯宿梅 三年漬梅干し 200g

在来種 鶯宿梅 三年漬梅干し 200g

  • 公式WEBショップ&直営店限定
  • 軽減税率対象
商品番号 f583
古来種「鶯宿梅」を3年間熟成させた梅干し。
食べやすい中粒タイプです。
※梅干しのサイズ(粒数)に関して、多少のばらつきがございます。何卒ご了承下さい。
¥ 1,512 税込
14 ポイント進呈

送料について

梅と生き、梅に生かされた生産者の徳重文子さんが、半世紀にわたって育て上げた農薬不使用の古来種~在来種の梅を、食品添加物無添加で仕上げた珠玉の梅干しです。
土の養分がまるごと凝縮したかのような実をつける梅園の樹からは生命力を感じずにはいられません。
大地のエネルギーが結実した梅の実は、力強く身に染みる味わいがします。さまざまな味覚の要素が混ざり合い、調和し、口から全身に広がっていくようです。
酸っぱいだけでは決して無い、身体が欲する美味しさと言えるのかもしれません。
昔から、梅はその有用性の高さから生活のさまざまな場面で役立てられてきました。
梅の良さをもっと実感していただきたく、アムリターラ フーズではふさわしい梅を探し求めて、宮崎県都城の梅農園にたどり着きました。

味のひとこと

見ための重厚感にも驚きますが、1粒食べただけで、こんなに満足感と存在感のある梅干しはすごいです。
例えて言うと、身体が欲する生命の味わいが詰まっている感じ!
梅肉エキスはまさにおばあちゃんの知恵袋ですね。

日本古来の品種「鶯宿梅」を 3年間じっくりと熟成させた梅干し

農薬不使用で、野草や自家製堆肥、梅園に生えるやぶ椿の実の絞り粕など、有機肥料で育てた、日本古来の品種「鶯宿梅」と在来品種の地梅に、同じく農薬不使用の自社菜園で育った紫シソ、そして漬け塩は、世界中のさまざまな塩を試行錯誤した末、現地に出向いて確かめた、中国福建省泉州の天日塩を使っています。
それだけを原料に、3年間樽の中でじっくりと熟成させた梅干しです。
農園の生きた土で育ち、先祖伝来の製法で漬けられた鶯宿梅の梅干しには、命の蘇る味わいがあります。ご賞味下さい。

酸っぱいだけではない梅の妙味

鶯宿梅の梅干しは、柔らかい食感の南高梅に比べ、実に締まりがあり、しっかりとした食感が特徴です。まさに体が欲しがっていることを実感できる、そんな味わいです。
昔から梅は、食の養生の最たるものとして民間で広く使われ、健康維持に役立つ果物として重宝されてきました。
鴬宿梅は品種改良を施しておらず、どっしりとした無骨な外観を持ちますが、その栄養価は高く、梅干しの全国標準値(財団法人日本食品分析センターによる)と比較しても豊富です。
全国標準値と比較すると、ビタミンA(βカロテン)は約23倍、鉄分も約10倍、ビタミンB2・E、葉酸は約5倍、亜鉛は約3倍、それに対し食塩相当量やナトリウムは約半分の数値です。
梅には有機酸が多く含まれ、クエン酸・リンゴ酸・コハク酸・酒石酸・カテキン酸など、各種有機酸を含みます。

梅一升に塩二合

早春には凛とした花が咲き、6月には青梅がすっかりふくらみます。
熟度がのって、お尻がポッと色付いた青梅を海水天日塩で下漬けします。
夏の土用の頃、南国宮崎の太陽にあてて梅に皺がよるまで干したら、今度は下漬の際に取れた梅酢と紫シソの葉と一緒にじっくり3年間本漬けします。
出来上がった梅干しは、酸味と塩気の塩梅がちょうどよく、有機酸(クエン酸)・カルシウム・鉄分・たんぱく質・ミネラルを含んでいるので舌に転がすと深くてあたたかい味が広がります。

土は命 食べ物は人の命

生産者の徳重文子さんは語ります。
「梅と生き、梅に生かされてきました。昭和37年から半世紀以上もの間、農薬を一切使わずに良質な有機肥料のみで育ててきた梅園の土には命が宿っています。 その昔、病弱な自分の命が梅によって救われたことが、梅栽培を始めたきっかけでした。 あえて栽培が難しく収穫量の少ない古来種の鶯宿梅を選びました。」
宮崎県都城という日本では温暖な地域で、周辺からの農薬を被らないようにと三方を山に囲まれた場所に梅農園を拓きました。徳重さんの梅づくりはまず健康な土を育てることから始まり、農薬を使わずにコツコツと梅の木を育てていきました。
木の根元は、干し草や自家製のやぶ椿の油粕などによりミネラルが豊富で、地中では微生物が元気に活動し土壌全体が呼吸しています。微生物の働きでミネラルたっぷりの、本当にふかふかの土です。
この柔らかい土には、細い棒がズブズブと土中1m20cm近くも吸いこまれていきます。長い時間を掛けて土中で増えた有用微生物達が土を耕し続けてくれたお陰です。

古代梅「鶯宿梅」

鶯宿梅は、1200年の伝統を誇る古来品種の梅で、古くから日本の情景を彩ってきました。
鴬宿梅がどれほど古い品種なのかは、その命名の由来となる故事に見てとれます。
平安時代、村上天皇が紀貫之の娘の家の見事な梅を所望され、自分の庭に移植させたところ、梅の持ち主であった紀貫之の娘がこれを諫めるため「勅なれば いともかしこし鶯の 宿はと問わば いかが答へむ」(勅命とあれば名誉なことではございますが、この梅の木に遊びに来る鶯たちに「私達の宿はどこに行ったでしょうか?」と尋ねられたら何と答えてやればよいでしょうか?)という歌を梅の枝に結びつけたことから、村上天皇がこれを深く恥じて梅をもとの庭に返され、以来その紅梅を「鶯宿梅」と呼ぶようになったそうです。

在来種「光友1号」「雲水」

この梅農園では鶯宿梅の他にも、在来種である「光友1号」(福岡八女地方の地梅。この梅の故郷である“光友”にちなみ、徳重さんによって名付けられた)、そして鶯宿梅に混じって1本だけ生えてきたという地梅「雲水」から採れた梅の実を使用しています。
雲水と名付けられた背景には、心温まるエピソードがあります。
鶯宿梅の中でただ1本、どのような気候においてもたくさんの実をつける梅の木を発見した徳重さんは、皆が「阿呆梅」と揶揄する中、この健気な梅の木に名前をつけようと考えました。
鶯宿梅に紛れてこの農園にやってきて、どんな状況でも毎年たくさんの実を付け、梅花の季節になると、鶯宿梅の花のピンクに囲まれて1本だけ場違いな白い花を咲かせる。そのとらわれのない感じや、花の色から「雲水」という行者の名前を付けました。
名前をつけた年の、花の時期のこと。びっくりして目を疑う徳重さん。なんと、毎年白い花を咲かせていた雲水の花が、紅梅よろしくピンク色に咲いていたのです。徳重さんは、名前を付けられた雲水が「喜んでくれている!」と思ったそうです。
その後、接ぎ木をして増えていった雲水の子供たちは、元の通り白い花を咲かせるそうです。
「光友1号」と「雲水」どちらも徳重さんが育んだ「生きている土」のもとに実った、在来種の梅です。

詳細情報

内容量

200g

原材料

青梅(宮崎県) しそ(宮崎県) 塩

保存方法

直射日光を避けて冷暗所に保存してください。
夏期および開封後は、冷蔵保存をお願いします。

商品について

※夏季はクール便での発送となります。

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