蔵付き麹菌で味噌を仕込む

醸造先であるマルカワみそさんは創業100年以上で、江戸時代より始まった初代の河崎宇右衛門さんから脈々と受け継がれ、味噌造りをされている希少な味噌蔵です。
岐阜と福井の県境に位置する夜叉ヶ池に源を発する、ミネラル豊富で清浄な日野川の伏流水を地下水として汲み上げて味噌造りに使われています。
現在、日本で醸造されるほとんどの味噌は専用に培養した麹菌を使っていますが、マルカワみそさんでは昔ながらの自家採種による「蔵付き麹菌」を使用した味噌造りを行っています。100年続く味噌蔵には、仕込み場の空気中にも壁にも野生の麹菌がたくさんいます。蔵に棲み付く数種類の麹菌が、多重奏の様にコクと旨み、甘味、風味などを醸し出します。
蔵付き麹菌で作った自然栽培玄米麹と自然栽培大豆で出来たお味噌は、お米の甘みと大豆の旨みが程よく、まろやかで味わい深い味噌に仕上がりました。
仕込みの塩はこだわりのアムリターラソルト

アムリターラの自然栽培味噌に使用した塩は、オリジナルブレンドの「アムリターラソルト」です。
オーストラリアの偏西風が運んだ海水が、約500万年もの年月をかけて作り上げた湖塩と、赤道直下のクリスマス島の海の塩で構成されています。
両方とも釜で煮ることなく、自然の力だけで結晶した美しい環境の自然結晶塩です。
この2つの美しい塩を、理想のバランスでブレンドしたのが「アムリターラソルト」。
アムリターラの自然栽培味噌は、この塩を使って造られています。
アムリターラ農園 白味噌

九州産の自然栽培米・大豆を使い、蔵付き麹菌による発酵で白味噌を作りました。麹発酵による自然栽培米のふくよかな甘みが特徴です。
白味噌のきめ細やかな香りと甘み、照りのある色味は、通常の味噌とは異なる温度管理と製法により醸されます。まろやかさを出すために、すり味噌にしています。
白味噌は主に京都や関西地方でよく使われる味噌で、塩分が約6%と米味噌のなかでは少なく(従来の米味噌の約半分)、塩辛さもマイルドなので、甘みを際立たせたまろやかなおいしさを活かした料理におすすめです。
牛乳やクリームの代わりに料理に甘みとコク深さを与えることができ、塩分が少ないので、スイーツなどの甘み付けにも利用できます。
醤油・味噌