日本山ぶどう栽培について
岩手県の久慈地方にある農園は、日本で最初の山ぶどう栽培を開始して約50年、農薬の散布をしないという約束をかたくなに守り抜いてきました。虫の発生などで栽培の危機が何度か訪れたとのことですが、たとえ収穫の見込みのない状況であっても、農薬不使用栽培を貫くというその信念はゆらぐことがありませんでした。
また搾汁後の果皮や種子を発酵させて土に返す、いわば農場内で完結された「循環型自然農法」が採用されており、施肥も年に1回のみとのこと。栽培の技術を地道に確立しながら、現在では25haもの敷地で6000本以上の日本山ぶどうを育てており、果実と共に樹液が採取されています。
収穫期は9月中旬~10月中旬で、完熟すると糖度が14~20度ほどにもなります。